沖縄戦跡巡りの旅　

　壕の中

　狭くて険しくて迷路である。しかも落盤している。当時の地面は数十センチ下。戦没者の無念も怨念はこのような空間を今も彷徨っているのか？
　話は変わるが周囲が「御祓い」を受けないさい！とやたらと言われるようになった。周囲の人から見れば私が沖縄から沢山連れて来ているようにしか見えないのだという。本当に連れて来ているのだったら、非業の死を遂げた人々の怨念は御祓い程度で晴らされるとは思えない。やはり、写真展を開いて沢山の人に終焉の地を見てもらった方が怨念は晴らされるのではないか？と最近思うようになった。