2013年01月19日
八重瀬町 108高地付近
91.4高地(写真中央)の後方(西側)独立混成44旅団司令部が布陣していた108高地付近にやってきた。因みに戦史叢書「沖縄方面陸軍作戦」には109高地と記されているが、「沖縄作戦二於ケル独立混成第四十四旅団史実資料」が108高地と記してあるので、深い理由が無いけど108高地と記している。
旅団司令部壕かどうか判らないが、確かに立派な構築壕が残されていた。史実資料によれば「六月十七日尾崎大隊(第2歩兵隊第3大隊)本部戦車ノ火焔攻撃ヲ受ク 108高地北正面一帯二戦車十数両進出旅団司令部亦敵戦車三両ニヨリ攻撃ヲ受ク」とある。恐らく当時の地形と大分変わっているので断言は出来ないが、壕口が北に向いているので若しかしたら旅団司令部に関連したものかも知れない。
入り口に近い壁面。レンガのような色に変色しており、火炎放射を受けたと思われる。
壕内に残る遺品。アルミ製の携帯天幕のハトメは原型を留めているが、ガスマスクやメガネのレンズは熱で歪んでいる。
どう判断すればよいのか?遺骨を収集した人が壕内に埋まっていたものなども一緒に一箇所に集めたのかな?
入り口付近はドーム状に天井を抉られていたが、奥のほうは比較的原型を留めており、煤けた壁面が当時を偲ばせた。
規格外なのか?壕の天井が高く幅も広かった。師団司令部故に機材が一杯置かれていたのかも知れない?
撮影 2012年11月下旬 撮影機材 EOS5DMarkⅢ EF24-105mmF4LISUSM NEX C3 E16mmF2.8
Posted by すぎやんま at 00:00│Comments(0)
│沖縄戦跡巡りの旅
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。