2009年05月17日
沖縄戦跡巡りの旅320
砕かれた人骨 PowerShotA1000
戦争遺品や遺骨を岩陰から引きずり出して並べて撮影した後、下の土を見たら砕かれた人骨や歯が沢山混ざっていた。
この場所に残された遺骨はすっかり乾燥していてバルサ材のように軽くドライフラワーのように脆くなっていた。そーっと持たないとパラパラ崩れてしまうのだ。遺骨を袋に納める過程でもパラパラと崩れ落ちる。崩れた破片も余す所無く拾おうとしたのだが、幾ら拾っても尽きない。不思議に思って足元の地面を見渡したら人骨の破片だらけだった。サンゴ礁や貝殻の破片と思っていた白い砂利は細かな穴の開いた人骨片だった。
この場所は常に乾燥した風が吹いており、日当たりも良い。日本軍の手榴弾が赤茶けて原型を留めていた。ピンを抜いて雷管を叩けば爆発しそうな良い程度だった。沖縄の太陽の強烈な日差しが遺骨を脆くさせてしまったのか?それとも巨大な風葬地の跡なのか?理由は知らない。何だか急に疲れがどっと出て撮影どころではなくなってしまった。本来なら遺骨は生前のその人の尊厳を考えると写すべきではないはずだけど、目の前にあるのは見逃せない現実だし、後世に伝えなきゃいけないような気がして、心を鬼にしてシャッターを切った。
突然大粒の雨が降り始めた。戦没者の悲しみの涙か?骨を踏まないでその場を去るのは不可能と考え申し訳ないけど踏んで歩いてその場を後にした。今思えば悔しいけど撮り残したものが幾つもあるのだ。心の準備をしてリベンジしたい!でも、なりゆきで行った場所なのではっきり解らない。◎◎パンダのどこか。道を覚えているうちにもう一度行きたい。でも行けるのはずっと先。日々焦燥の念に苦しまなければならない。
Posted by すぎやんま at 00:00│Comments(0)
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