2008年11月15日
沖縄戦跡巡りの旅166
酷く焼け爛れたガマ EOS5D EF24~105mmF4LIS
入口ではない。4~50mも内部でだ。その間4回カーブを通過してこの焼け爛れ様である。足元には軍服のボタンや装具の金具が散らばっていた。終戦後しばらくは遺骨だらけだったと思われる。空気が薄くて息苦しく酷い汗で服はビショビショになってしまった。
それにしても、この壕の燃え方は酷い。石灰岩の壁面がこんなに焼け爛れているのはどうしてか?このガマは日本軍が陣地壕として使っていたものなので、内部に備蓄されていた火薬や燃料に引火したのではないか?と推測する。
火炎放射器の炎が届いたのか?それとも、「生きて虜囚の辱めを受けず死して罪科の汚名を残す事なかれ.........」追い詰められて自爆したのだろうか?
「白旗の少女(比嘉富子 著)」の1シーンを思い出してしまった。「ねえ、そこの女の子。逃げるなら、今のうちよ!今から入口を塞いで爆弾でみんなが死ぬのよ。それともわたしたちといっしょに死ぬ?」住民の避難しているガマに潜り込んだ主人公が中から言われた言葉である。やがて壕を出た彼女に爆発音が追いかけてきた。
Posted by すぎやんま at 00:00│Comments(0)
│沖縄戦跡巡りの旅
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