2008年10月31日

沖縄戦跡巡りの旅152

沖縄戦跡巡りの旅152


  慰霊碑と爆発の跡 EOS5D EF24~105mmF4LIS

  1945年6月17日の夕方。写真の撮影位置付近に榴弾砲弾が落下して炸裂した。この壕にはひめゆりの女学生も配置されており、その瞬間も何人かは即死し多くが傷ついている。詳しい様子はその証言に譲るとして、天井はその衝撃をもろに受け止めたので、岩肌はガリガリに荒れている。撮影時は暗くて見えなかったが、家に帰って画像処理を施すにつれてその凄まじい爆発痕がはっきりと現れた。しかし、それでも粉砕されない琉球石灰岩の頑丈さにも驚かされた。岩ですらこうなるのだから人間はひとたまりもない。もし映画「ひめゆりの塔」をご覧になる機会があれば、少女が壕の入口で両足を失って死ぬシーンを見たときにこの場所、この写真を思い出して欲しいと思う。

同じカテゴリー(沖縄戦跡巡りの旅)の記事
遺骨の混ざった土
遺骨の混ざった土(2021-03-02 01:35)

南城市 糸数監視哨
南城市 糸数監視哨(2013-03-07 00:00)

西原町 陣地壕
西原町 陣地壕(2013-01-26 00:00)

八重瀬町 91.4高地
八重瀬町 91.4高地(2013-01-13 01:02)

Posted by すぎやんま at 00:00│Comments(2)沖縄戦跡巡りの旅
この記事へのコメント
あまり無理はせずにがんばってこつこつお金をためながら展示会などもして見てください。
もちろんブログも展示会と思ってがんばってください。
Posted by とよチャンネルとよチャンネル at 2008年10月31日 14:54
 ご助言有難うございます。
 今、沖縄から帰ってきました。三脚は持っていったのですが、使える状況ではありませんでした。っていうか一眼レフを持って行くこと自体無理なのではないか.....と思わされました。感度3200でもノイズが少なくしかも24mm広角のカメラってないかな......。
Posted by すぎやんま at 2008年11月01日 00:43
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。