2009年07月09日
消え行く戦跡013
那覇市真嘉比(ハーフムーン)から出土した遺骨。壕の中で手榴弾で自爆した兵士とおもわれる。九八式手榴弾の破片と一緒に出土したとのこと。可愛そうに身元を判別する遺品は何一つ残っていない。
記録によるとハーフムーンには独立混成15連隊第3大隊(大隊長西村大尉)が配置されていた。独立混成部隊故に、第3大隊兵士の出身地は関東から東北各地に及ぶ。大隊本部(甲府)第7中隊(仙台)第8中隊(新発田)第9中隊(若松)第3機関銃中隊(仙台)工兵中隊(水戸 金沢 仙台)である。
更に壕の中から海軍陸戦隊の水筒なども出土している。シュガーローフの戦いには海軍陸戦隊も多数動員されていが、どこの部隊がハーフムーン動員されたか記録に残っていない。山口大隊?丸山大隊?この遺骨は、身元の確認もされぬまま無縁仏として沖縄県平和祈念公園の納骨堂に納められた。
まもなく、この丘は跡形も無く削られ幹線道路が走る。この名も無き不幸な兵士が残した遺骨の欠片は無縁仏として納骨される。どうしようもない事かもしれないけど、どこのどんな人だかわからないけど、64年も前の出来事だけど、不幸な兵士の気持ちを考えると悲しい気持ちがこみ上げてきた。
Posted by すぎやんま at 00:00│Comments(0)
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