沖縄戦跡巡りの旅131
陣地壕の外へ EOS40D EFS10-22mmF3.5-4.5
砲撃が止み、敵歩兵は、山の反対側斜面を登り始めた。そのタイミングを見計らってこの通路をありったけの手榴弾を持った日本兵達が駆け上がっていった。日本兵達はこの壕の十数メートル直上の尾根に張り付き、反対斜面を登ってくるアメリカ兵めがけて手榴弾を投げつけ、機関銃で掃射する。アメリカ軍も自動小銃で激しく応戦し、いつしか尾根の奪い合いとなり手榴弾が飛び交った。彼我の距離僅か十数メートル。あまりにも近接している為、砲兵による援護射撃も出来なくなった。手榴弾はやがて底を突き、こぶし大の石を叩きつける。足元は夥しい兵士の死骸で一杯になり血が流れている。激闘数時間。しまいには「ニップコウフクシロ!」「やんきーごっほーむ!」と怒号が飛び交い発狂状態の口合戦になってしまった。
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