沖縄戦跡巡りの旅010

すぎやんま

2008年09月16日 00:00




 終焉のガマ EOS5D EF24-105mmF4LIS

 ガマといっても、大きな石の下に開いた僅かな隙間である。天井の高さは1mもない。こんな窮屈な場所でも他に逃げる場所が無かった。それでも鉄の暴風を何とか凌げた。しかし掃討作戦では?石の上を占拠したアメリカ兵がガムを噛みながら発砲してくる。追い詰められた人々は、捕虜になる事への恐怖。死を間近にまだ生きている事への恐怖に耐えられず手榴弾などで自決した者も多い。戦陣訓は「生きて虜囚の辱めを受けず死して罪科の汚名を残す事無かれ!」と説く。人々の生への執着を奪ったのは教育やプロパガンダによる思考の条件付けだった。ガマの中には未だ手榴弾や遺骨が散らばっていた。悠久の大儀に生きる事ができて満足か?ここでの死は不本意だったのか?真相は知らないけど、ガマに残された少女のものと思われる小さな頭蓋骨は苔むして苦痛に歪んでいるように見えた。

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